測量のいろいろ
 

 

 

 


 最近の測量技術

 

近年、測量技術の進歩には目をみはるものがあります。

その原因にはいろいろありますがその一つの要因として測量機器が優秀になったことがあげられるでしょう。

20年ほど前までは距離も巻き尺などで測っていましたが、光波測距機の普及により手間および精度の面でめざましい進歩を見せました。

そしてここにきて今度はカーナビなどにも採用されてきているG・P・Sとよばれる人工衛星を使った測量技術が民間企業にも普及してきました。

細かな説明は省きますが、この測量技術も画期的なもので測量の現場作業は雨が降るとできないという概念を根本からくつがえし、なんと雨の日でも雪の中でも昼夜関係なく測量ができてしまいます。(我々技術者は休んでいられない?)

それと同時に忘れられないのが、コンピューターやCADシステムの進歩です。測量CADプログラムソフトも多彩に開発され図化作業もほとんど機械がやってくれます。

(お金はかかりますが・・・)

昔のように自分の手で書くことが少なくなり図化作業におけるプロットミスなどの間違えは激減しました。

内業もさぞ楽になったろうと思われがちですが、実は我々技術者も日々進歩する技術についていくのに必死なのです。

「測量技術の向上にはまず適正な機材の使い方を早く覚えよ?」とゆうのが最近の我々であります。

 

測量機やコンピューターソフトなどこれからもっと進歩していくことでしょう。それに伴い我々も日々勉強です。

測量に対ししっかりとした知識を持ち先進の技術力と共に邁進して行きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


* 測量には・・・

 

目的に応じた作業方法がいろいろあります。前ページの当社の業務内容で紹介した測量方法について簡単に説明します。

 

l        基準点測量

いろいろな測量をするための基準点を設置する測量です。

地形図を作成するにも用地面積を測るにもこの測量が基本となります。

この測量の精度の善し悪しでその後の成果が左右される大事な測量です。

 

l        水準測量

ある地点とある地点との比高を測定するための測量です。地形や求められる精度によりレベル測器とスタッフを用いて行う直接水準測量と、

光波測距機と反射鏡を用いて行う間接水準測量があります。

 

l        地形測量

地形図を作成するための測量です。

地形測量は作ろうとする地形図の使用目的、測量する場所、測量範囲、地形図の縮尺などにより作業方法も変わります。

代表的な地形図は国土地理院発行の1:25,000の地図です。

 

l        用地測量

用地測量にも種類があります。たとえば道路を拡幅したりする際、民地のどこまで用地買収が必要なのかを幅杭として現地に再現し、

民々界および官民界を地主立ち会いの元で確定しその買収面積を測量、計算をして用地実測図を作成します。

山地と耕地また市街地で測量精度が変わります。

 

l        工事測量

工事測量にもその目的に応じいろいろあります。たとえば道路を新設する、または河川の護岸を改修するときなどは、

縦断測量、横断測量を行い図面を作り設計をして、土量の算出や改修護岸の面積を求積したりします。